- のら羊の子育て日記 - | |||||
クライストチャーチの南西にテンプルトン(Templeton)という町がある。 大学からの紹介でこの町にあるご家庭に、週一回ではあるが、嫁さんが子供さんの統合失調症の早期介入と支援に行く事になった。 早期介入と言って子供さんはまだ1才なので、いわゆるスーパーナニー(Supernanny)みたいな感じで行くのだと思う。 まだ言葉もしゃべれない年頃なのにどうするんだろうね。 しかもこれは大学院の授業・研究の一環なので行かないと単位がもらえないし、当然日当も出ない。 テンプルトンは先日行ったプレブルトンと同様に自宅から少しばかり距離がある上にバスの便がすこぶる悪い。 スーパーナニーとして行くのはいいがスーパー方向音痴の嫁さんなので自分で車を運転していく事は月旅行をするよりも困難な事であり、それゆえ、当然の帰結として、アッシー君の登場となる。 今日は前任者との引継ぎと顔合わせなのだそうで、朝早くから嫁さんをそのご自宅まで送り届けると、「一時間ちょっとで終わるからね」と言い残して前任者と一緒に子供さんの待つ家の中に消えていった。 ボーっと車の中で待っていても仕方がないので付近を散策すると、この町のドメインがあった。 ドメインと言ってもインターネットのアドレスではなく、パブリック・ドメイン、即ち「みんなの領地」という事で公園という意味である。 この国ではこの名前を冠した公園がけっこう各地区ごとにある。 ドメインの隣は羊の牧場。 人になれているのか、近寄っても逃げようとせず黙々と草を食べていた。 牧場の前に小さな小川がある。 小川があると、魚がいないかどうかついつい足を停めて覗き込んでしまう。 20cmくらいの鱒を発見。 すばやく物陰に隠れてしまった。 写真には撮れなかったが、確かにいた。 家の近くではウナギだったがここでは別の種類の魚を見ることができた。 空を見るとツバメが飛んでいる。 もうすぐ冬だというのに、暖かいところには渡って行かないのだろうか? そういえば『越冬つばめ』なんて曲があったなぁ。
by nora-hitsuji
| 2010-05-14 17:09
| Christchurch
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